トラブル対応で一番大事なことは「問題の切り分け」

Web制作をしていると、コーディングやWordPress、ブラウザ表示など、思わぬトラブルに出会うことがありますよね。特に、まだコーディングに慣れていないデザイナーさんやディレクターさん、コーディング勉強中の方にとっては、「なぜうまくいかないのか」が全然見当つかずに不安になることもあると思います。

そんなときに私がいつも意識しているのは「問題を切り分ける」こと。
今回はその考え方と具体的なやり方を紹介します。

目次

うまくいかないときは「再現できる一番シンプルな形」を探す

たとえばWordPressで「このコード、なんで反映されないんだろう?」と悩んだとき。
私はまず、そのコードをWordPressじゃない場所で試してみるようにしています。

具体的には、HTMLとCSSだけのシンプルな環境で再現できるかどうかを確認。ローカルに適当なindex.htmlを作って、そこの中で同じコードを書いてみるんです。

もし、そこでちゃんと表示されるなら、そのコード自体には大きな問題がないはず。
つまり「コードそのもの」ではなく、「WordPressのどこかの設定やテーマ、エディタの仕様」が原因かもしれない、と見当がつきます。


「できている環境」と「できていない環境」を比べる

次にやるのは、うまくいっている環境と、うまくいかない環境の“差分”を見つけていくこと。

たとえば:

  • HTMLをそのままWordPressのブロックエディタに貼り付けて動くか?
  • テーマをデフォルトテーマ(Twenty Twenty-Fourなど)に変えて動くか?
  • プラグインを一旦すべて無効化してみて、状況が変わるか?

こうして、1つずつ確認していくと、「これはテーマが悪さしてるっぽいな」「このプラグインを止めたら直った!」みたいに、原因がどこにあるのかを少しずつ特定していけるようになります。


問題の“核”を見つけられたら、解決は早い

トラブル対応のときに一番しんどいのは、「何が悪いのかがわからない」状態。
でも逆に、「この部分に原因がある」と分かった瞬間、そこからの解決は一気に進みます。

これはコードだけじゃなく、WordPressの設定、表示崩れ、バグ、APIとの連携など、あらゆるトラブルに通じる考え方です。


「うまくいく環境」を1つでも作れたら、あとは差を埋めるだけ

トラブル解決って、パズルみたいな面白さもあるんですよね。
うまくいく環境をひとつ見つけることができたら、それは大きなヒントになります。あとは「うまくいってる状態」と「うまくいってない状態」の違いを、少しずつ埋めていくだけ。

地道で時間がかかることもありますが、「原因がわかった!」という瞬間の気持ちよさは格別です。

この問題の切り分けの考え方を使って、迷惑フォルダに入る問題を解決した話もよろしければどうぞ!
リアルな体験談なので参考になると思います


最後に:困ったときこそ「冷静に、少しずつ」

トラブルが起きると、つい焦ってしまうもの。でも、どんなに急いでも「全部を一気に直そう」とすると、かえって混乱します。

「今、何が分かっていて、何が分かっていないのか」
「これは原因ではないと分かったものは何か」

そうやって、ひとつずつ確実に切り分けていくことが、最短の解決ルートになります。

困っている方の参考になれば嬉しいです!

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